バトゥ洞窟はもちろん壮大なスケールですごかったんだけど、
いかんせんマレーシアのメジャーな観光地であるため
事前にいろいろ情報を見てしまったがゆえ、
何かに感動するというよりは、
「見ていたとおりだ!」と確認する作業が多くなってしまって。
これはもう、観光地の宿命なのかもしれない…。

でもそんなか
ふと垣間見えるこの場所の日常の風景が、心に留まりました。


洞窟内部では大規模な改修工事が行われていました。

驚いたことに、建材はすべてこの階段を使って運ばれていたのです。


階段の下からこんな感じでリレーで運んでいきます。

このレーンは建材運搬用に使われていました。
その横を行き交うたくさんの観光客たち。


ペットボトルの入ったダンボールも4ケースまとめて
一気に階段を昇ってきたこの人がすごかったです。
しかも何往復も。
荷物の重みで背が縮まりそう…!


そして、洞窟の脇にはスタッフ用のコインロッカーが。
洞窟に出勤したらまずここに荷物を置きに来るのだろうか。

私にとって「バトゥ洞窟」と聞いて思い浮かぶのは、
観光客の非日常を支える、
ここで働く人たちのこんな日常の風景たちだったりします。

そういえば、ここに入るのに入場料とかいらなかったな。
これまで行ったモスクも入場料不要だったし。
ヒンズーの寺院もイスラムのモスクも
どうやって維持費を捻出してるんだろう??
撮った写真を見返してみることで、素朴な疑問も湧いてきます。