マレーシア滞在最後の朝は、
夜明け前にどこかのモスクから聞こえてきた
礼拝を呼びかけるアザーンの音で目が覚めました。

パッキングを済ませた後、
友達家族の住むタマンデサの街並みをふらっと散策しました。

中華系マレー人が多く住むこのエリア。
軒先に赤いランタンを吊るした住居が並んでいました。
中国では赤は幸運をもたらす色と言われてるそう。
確かに見た目にも福々しい。


ペパーミンントグリーンのファサードがかわいらしいクリニーニング店の店頭にも
マラッカのチャイナタウンで見かけたのと同じ神棚のようなものがありました。


屋台に陳列されるのを待つバナナを包んでる新聞も、中国語でした。

道路沿いにはたくさんのトロピカルフルーツを売ってる屋台。
マレーシアのあちこちの屋台で売られているドリアンも
試してみたい気持ちはあるものの、食べた後どのくらい臭うのかが心配で、
今回の旅では勇気が出せず、未経験。
なんとなく味は好みのような気がするので、いつかどこかで試してみよう。


なだらかな坂道に沿って、ホーカーと呼ばれる屋台が並んでいます。
シンガポールもそうだったけど、マレーシアでも自宅で調理をせずホーカーですべての食事を済ませるローカルの人たちが多いのだとか。


すでに開店しているお店には、たくさんの人たち。


お皿に並べられたバナナはデザートかな。
日本ではみかけない小さいバナナ。


ちょっと歩くとまた別のホーカーがあって、
こちらもたくさんの人が食事を楽しんでいました。
平日の昼間なのに、男の人もたくさんいる。
金曜日だったから、ゆっくりブランチを済ませてモスクに礼拝に行くのかな。
それにしても賑わってるなぁ。


洗濯物を干してるお母さんと目が合いました。


少し歩くと、ヒンズーの寺院がありました。
生命力溢れる街路樹の木々たち。


ところどころ、「LORI SEWA」と書かれた看板が。
気になって意味を調べてみると、
“LORI”が“大型トラック”、“SEWA”が“レンタル”で、どうやら引越し業者の看板のよう。
http://nakanopropertymalaysia.com/blog/

確かに、この看板がたくさん掲げられた近くには、引越し業者の需要があるであろう海外の駐在員が多く住むコンドミニアムがいくつかありました。
でも、電話番号だけ書かれていても何がなんやらわからないから、
会社名とかURLも書いたらいいのに。
しかもマレー語で。
この看板見て引越しの依頼をする人っているんだろうか?
素朴な疑問。
ついつい職業病で考えてしまいます…笑。

毎日車で通ってた場所を歩いてみることで、
いろんな発見があって楽しかったです。
けど、歩いている人をほとんどみかけなかったな。
どこを歩いても、道に傍には縦列駐車の車がズラリ。

さて、
名残惜しいけれど、
帰って空港へと向かう準備を進めます。