夕方、遠くから聞こえていた救急車のサイレンの音が家のすぐ近くで鳴り止みました。
ベランダに出て外を見てみると、道路で男の人が倒れています。

心配ではあるものの、介助者も近くにいたし
救急隊員も担架を持って駆けつけていたのと、
数分後に英会話のオンラインレッスンは始まる予定があったので、
部屋に入っていつものようにビデオ画面でレッスンを受けていました。

レッスン開始から20分ほど経過した頃、
サイレンの音が再び鳴りはじめました。
どうやら、ようやく病院に向かったよう。
救急車が到着して30分近く経っていました。

フィリピンの先生に
「なんでこんなに時間がかかったんだろう?」と言うと、
「熱があったので、コロナの影響で病院から受け入れ拒否をされたのでは?」
との返事が。

確かに…。

「医療崩壊」という言葉を初めて身近に感じ、
背筋がゾッとしたできごとでした。

横たわったまま頻繁に生あくびをしていた男性の
その後の経過が良好であることを切に願います。

昨日の時点で徳島県はまだ3名の患者しか出ていなかったけれども、
今日も新たに1名の罹患が発表されたし、
これだけ阪神地域と往来の多い町なので、
絶対に潜在的な患者はもっといると思います。

ウィルス自体に「足」はなく、
ウィルスを運ぶのは人。

無力な自分は、
コロナに対して何か力を発揮することはできないけれど、
唯一できることはStayHomeを遵守すること。
医療現場を混乱させないためにも、これだけはしっかりやろう。
改めて強くそう思いました。


An ambulance stopped in front of my apartment this evening.
I saw a man collapsed on the road.
After looking at the situation, I went back to my room and took an online English lesson as usual.

About twenty minutes had passed, and then the ambulance turned on the siren and headed to a hospital.
My tutor and I heard the sound of the siren during the lesson.

I said, “I wonder why it took such a long time.”
My tutor said that hospitals might have rejected the patient if he had a fever.
Because of COVID-19, most hospitals are so busy that they can’t readily accept a new patient who has a fever.

I agreed with what she said.

I hope the man will get better soon.
We must stay at home to prevent hospitals from being overwhelmed.